【就活・転職】法人営業のやりがい<前編>
こんにちは、カレー部長です。早いもので、産休に入るまであと3ヶ月を切りました。
産後の仕事へのモチベーション維持のために、この機会に仕事のやりがいや楽しさを記しておこうと思います。
ちょうど就職活動中の学生さんや、転職を検討されている方にもお役に立てればいいなと思います。
少し長くなったので、前編・後編の二本立てにします。
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そもそも、法人営業って何?
私はメーカーで法人営業という仕事についています。B to B営業と呼ぶ人もいます。
これに対して、個人を相手にした営業は個人営業もしくはB to C 営業と呼ばれます。
例えば、保険のセールスや、カーディーラー、家電量販店の店員さんなどです。
では、法人営業は、これらの個人向けの営業職と、どのような点が違うのでしょうか?
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法人営業は、会社としての窓口
個人営業も法人営業も、お客様に対して自社製品(サービスを含む)を販売するという役割は同じです。
法人営業の一番の特徴は、その名の通り、お客様が法人、つまり企業ということです。
では、お客様が企業だと、営業活動はどのように変わってくるのでしょうか?
一番の違いは、自分の会社を代表して、多岐にわたる質問に答えないといけないという点だと思います。
お客様は本当にいろいろな要望を言ってきます。
「あの注文、納期を1週間早めて欲しいな」
「ちょっと!この商品いつもと色が違うんだけど」
「もうちょっと厚いやつないの?」
「是非取引しましょう。うちの希望条件はこれこれで…」
困りました。
これらの質問の一人で答えるためには、製造工程だけでなく、品質管理、技術開発、果ては法律まで、本当にたくさんの知識が必要になってきます。
とても自分だけでは対応できません。
…そうなのです、営業だけでは対応はできないのです。
そして、一人で対応する必要もありません。
法人営業の仕事は、これらのお客様の要望に対して、適切な社内関係部署を結びつけて、「会社として」対応していくことです。
例えば、先ほどの要望に対して、対応する社内関係部署はこのような感じです。
「あの注文、納期を1週間早めて欲しいな」
→ 製造計画変更→製造部、物流部
「ちょっと!この商品いつもと色が違うんだけど」
→ 品質クレーム→製造部、品質保証部
「もうちょっと厚いやつないの?」
→ 開発案件→技術部、研究所
「是非取引しましょう。うちの希望条件はこれこれで…」
→ 売買基本契約締結。法務部、内容によっては製造部
このように関係部署に対して、早く、正確に情報を伝え、適切な回答を出してもらいます。
法人営業の仕事は、お客様に対する、会社としての窓口なのです。
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法人営業はサッカーの監督と似ている
では、お客様からの要望を社内に伝えればそれでおしまいかというと、決してそうではありません。
部署によっては忙しくて全然対応してくれないかもしれません。
そういう時は、営業がきちんとスケジュールを設定して、きちんと案件が進むようフォローアップします。
また、社内関係部署間で意見が対立することもあります。
というか、対立することがほとんどです。
そういうときは、それぞれの言い分を聞きながら、より良い道を探るのも、営業の仕事です。
(この作業はよく「調整」「すり合わせ」と言われます。)
例えて言うなら、サッカーの監督がフィールド全体を見ながら、チームをまとめていく感じです。
監督自身は動きませんが、相手に応じてそれぞれのポジションに適切な人員を配置したり、ボールがうまくまわるよう指示を出したりして、チームとして点を勝ち取りに行きます。
いかがでしたでしょうか?
消費者として暮らしていると、普段法人営業の仕事に接する事はほとんどないと思いますので、この記事を通じて少しでも法人営業の仕事を具体的にイメージいただけたら嬉しいです。
次回は、私が法人営業を約10年続けて感じている、やりがいについて書きたいと思います。
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