【就活・転職】法人営業のやりがい<後編>
こんにちは、カレー部長です。
前の記事では、法人営業の仕事とは何かについて、私の思うところを書きました。
この記事では、私が法人営業を約10年続けて感じている、やりがいについて書いてみたいと思います。
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チームで喜びを分かちあえる。
前の記事で法人営業の仕事をサッカーの監督に例えましたが、チームが勝った時、監督はどんな様子でしょうか?
一人で喜びを噛み締めるというよりは、チームメイトへ駆け寄っていって(場合によってチームメイトが監督の方に駆け寄ってきて)、みんなで喜びあうと思います。
法人営業も全く同じで、案件がいい方向に進んだときはメンバーと一緒にものすごい達成感を味わえます。
心理学者のマズローによると、人間には基礎的な欲求として「所属と愛の要求」や「承認欲求」があると言われていますが、まさにこれらの欲求が満たされまくりの状態になります。
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若いうちからマネジメント経験が積める。
サッカーでは監督が一番年長者ということが多いと思いますが、法人営業においては、社内関係者が自分よりも年下とは限りません。
むしろ、入社して数年の間は、自分より年上の経験豊富な方々に対して、いろいろな仕事をお願いしないといけないシーンが必ず出てきます。
また、部署が違えば”当たり前”が違う、というのも良くあることです。
そうなると営業としては、問題を解決するために、年齢や部署の異なる人たちをまとめる必要が出てきます。
この仕事は誰にどう頼んだら気持ち良く動いてもらえるかな?
お願いした作業は予定どおり進んでいるかな?何か障害となることが起きてないかな?
こういった事を、案件ごとに毎日考えます。
これはまさに、マネジメントです。リーダーシップ体験と言ってもいいかもしれません。
役職のつかない若手のうちから、このようなマネジメント経験を積めるという点は、法人営業の最も魅力的な点だと思います。
アフリカのことわざに、こういうものがあるそうです。
早く行きたければ、ひとりで行け。遠くまで行きたければ、みんなで行け。
まさに、遠くを目指すための舵取りを、営業が任されているのです。
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サービス精神や人間力が磨かれる。
営業をやってて、何より嬉しいのは、お客様に信頼されることです。
特にいい仕事をして、気難しいお客様に「いつもありがとう」と言ってもらえた日には、天にも昇る心地がします。
企業相手の営業とはいえ、お客様は人間です。
どんなに「正しいこと」を主張しても、結局お客様がその営業のことを信頼して下さらなければ、モノは売れません。
そのため、信頼される人間になるために日々努力しています。
約束を守る、相手の立場を考える、誤解を生む言葉遣いは避ける…
これらの努力が実ってか、お客様に「カレー部長さんがそう言うなら買いますよ」と購入を決めていただけると、そういう時にはやはり、営業をやっていて良かったと心から思います。
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その他
やりがいから少し話はそれますが、法人営業の意外な「良い点」についても触れておきたいと思います。
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お客様が常識人。
個人的に恩恵を感じるのは、お客様も社会人なので、常識がある人が多いというところです。
もちろん無茶な要望を受けることはありますが、それでも、一度説明したことを何度も言わないといけないとか、要望に応えられなかったときに人格を否定されるといったことは、ほとんどありません。
特に女性が働き続ける上では、このように”消耗しづらい”風土というのは、非常に大事な要素だと思っています。
もちろん、業界や商材によってはこれが当てはまらない法人営業もあるかもしれないので、一概には言えないのですが、私の経験上、お客様が技術者の場合はこの傾向が強く、安心して仕事ができました。
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全国転勤が無く、都市部勤務が多い。
これもあくまで傾向として、という前提はあるのですが、個人営業は多くの場合は地域別に営業所があって地域密着で営業するのに対して、法人営業は基本的には都市部に本社があって、お客様には出張して会いに行くことが多いです。
私は都会のライフスタイルが大好きなので、できれば東京を離れたくないと思っていました。
その希望が叶い、この10年間はずっと東京で過ごすことができました。
また出張が多いので、いろいろな土地に行けるのもとても気に入っています。
仕事なので観光というわけにはいきませんが、国内、海外、それぞれの土地でいろいろな美食を楽しむことができました!
いかがでしたでしょうか?
長くなってしまいましたが、少しでも法人営業の魅力が伝われば嬉しいです。
私もこれから産休・育休でブランクが発生しますが、この面白い仕事にきっと戻ってきたいと思います!
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