(6週目)3泊の関西出張
上司に報告したその週に、クリニックへ行き無事に子宮に胎嚢を確認した。これで晴れて正常妊娠確定だ。少し安心した。
(早速上司に報告し、上司から、もう一つ上の上司と課のメンバーに伝えてもらった。)
しかし、今度はまた新しい問題が。
翌週、月曜日と水曜日に関西で仕事が入っている。そもそも行っても大丈夫なのか?
妊娠初期は、残念なことに流産してしまう可能性も一定数あると聞く。
お医者さんに聞いてみると、「別にダメってことはないですよ~。アメリカの妊婦さんなんて、バンバン飛行機乗るしね。でも無理はしないようにね」という回答。
ドクターストップかけてくれれば、大手を振って出張キャンセルしようと思っていたので、少しアテが外れた。
しかも、何が”無理”で、何が”無理”じゃないかの判断は、各人に委ねられている。
確かにお医者さんも神様ではないので、妊婦Aさんが大丈夫だったことが妊婦Bさんにも大丈夫かまでは、判断つかないし責任取れないというのは、頭ではわかるんだけど…。
自分の判断でお腹の子の生死が決まるような気がして*1、この、”無理”ジャッジは、結構ストレスフルだった。
いろいろ考えた末、翌週の出張は以下のとおり対応することにした。
・日曜日に前泊。(普通だったら、6時台の新幹線に乗れば間に合うけど…)
・火曜日は、無理やり関西方面に用事を作って、連泊。(普通だったら、月曜日と水曜日、それぞれ日帰りで済むけど…)
・就業時間後はしっかり休む。(普段だったら、出張報告書いたり、メール処理したりするけど…)
・ゆっくり歩く。(普段は早歩きだけど…)
・出張先の産婦人科の連絡先を調べておく。
少しラクしすぎかな?と思ったけど、一緒に出張に行ったメンバーにはまだ妊娠のことを伝えていないので、努めて普段どおり振舞おうとして、実際は思った以上に疲れた。
しかし、これで大過なく6週目の関西出張を乗り切ることができたし、「少し気を遣えば普段どおり過ごしても大丈夫」という自信がついたのは良かった。
その後も私は、何度か出張をこなすことになり、これを書いている妊娠11週時点で、赤ちゃんの新幹線移動距離(累積)は、1500kmを超えた。
*1:妊娠初期の流産は、子供の染色体異常が原因と言われているので、後から考えるとこの思考は少し極端だったかもしれない。